捜索願を警察に届けるのは、どんな場面?

 


■捜索願を警察に届けるのは、どんな場面?

捜索願を警察に届けるべきシチュエーションは、その不明者に危険が訪れることが想定できる時です。
例えば、今まで何度も家出をしていて、今回も子供が喧嘩の末に家出したということであれば、それほど心配する必要はないでしょう。
ただし、いつもは次の日に帰ってくるはずなのに、三日も帰ってこないということであれば、捜索願を出したほうが良いです。

また、高齢者の徘徊なども危険な状況です。普通の家出人とは違い、
どこかで事故にあっている可能性もあるため、すぐに警察に届けましょう。

家族や子供が職場や学校に行ったきり、何の理由もなく行方不明になったという場合も、
当然ですが届けを出してください。

このような場合、探偵事務所に依頼しても良いですが、
警察は事件性が確認できれば特異行方不明者として大掛かりな捜索を行ってくれます。

探偵にはない権限も行使できるため、捜査力はダントツです。
そのため、事件性がある場合は警察にすぐに届けを出しましょう。

当然の話ですが、捜索願が出せるのは人行方不明者だけです。
動物は不可能ですので、ご注意ください。

■捜索願を警察に出すには

まず、昔は捜索願という名称でしたが、今では捜索願のことを「行方不明者届」と呼びます。
そのため、警察に行ったら「行方不明者届けを出したい」と言って、案内してもらいましょう。

持ち物としては、自分の身分証明書と印鑑、さらに行方不明者の写真も持っていったほうが良いです。

また、事前にいなくなった時の情報をまとめておくのも、スムーズに話が進むポイント。

名前や生年月日などのような本人の情報はもちろん、身長や体格、髪型、
いなくなった時の服装、日時、動機、いなくなったと考えられる場所などの情報です。

ストーカー被害にあっていたというような、事件性がある話が存在するのなら、そのことも伝えてください。

それが、一般家出人か特異家出人に分けられる重要なポイントとなることもあります。

■捜索願を受け取った警察は何をする?

捜索願を受け取った警察は、まずその失踪者が「一般家出人」なのか「特異家出人」なのかを判断します。
事件に巻き込まれている可能性がある場合、警察は特別家出人として行方不明人を分類し、
高い緊急性の元で行方不明者発見活動を行うのです。

そのため、保護者は警察にその危険性を訴えるということが重要になってきます。

警察が行方不明者を発見した場合、聞いていた情報を元に本人確認を行います。
そして本人だと確認できれば、行方不明者発見の報告が捜索願提出者に届くでしょう。

もしも見つからなかった場合、特異行方不明者であれば捜査範囲を拡大し、
様々な可能性を考えて捜索が行われます。
行方不明者が子供で、川の近くにいたという目撃証言があれば、川の中を捜索することもあるのです。

一般行方不明者の場合、警察はほとんど動いてくれません。
そのため、もしも一般家出人に分類された場合は、探偵などに依頼して、家族が自分たちで探しましょう。
警察が見つけてくれるはずという期待はあまりしないほうが良いです。

■まとめ:万が一のことも考えて、警察に相談を

警察に捜索願を出すと、テレビで見るような大掛かりな捜査をされてしまうかもしれないと不安に思う人も多いでしょう。
ただの家出だったことを想像すれば、できるだけ大ごとにはしたくないものです。

しかし、本当にただの家出だったとしても、家出した後で事件に巻き込まれている可能性もあります。
それを考えれば、やはり警察に相談しておいたほうが良いです。
そのことによって、補導された時や職質を受けた時などに、すぐに連絡が来るようになります。

テレビで報道されるような行方不明というのは、それ相応の事件性がある場合のみです。
目撃証言などで事件に巻き込まれたことが確実な場合のみと思ってください。
そのため、それほど怯える必要はありません。
行方不明者の安全を守るためにも、念のため、警察に捜索願を出しておきましょう。